子どもの学力向上のためには、家庭教師だけではなく進学塾に通う方法もあります。今回は、年代別に進学塾に通うメリットをまとめてみましたので、ぜひご参照ください。
小学生向け進学塾のメリット
小学生のときに進学塾を利用した場合、最も目立つメリットは勉強のルーティンが生活に刻み込まれるということが挙げられます。
勉強の習慣づけが出来る
勉強というのは1日で理解出来るものではなく、日々の勉強の積み重ねによって理解度が上がっていきます。そのため、勉強に習慣づけが出来るか否かということで大きく差がついてしまうのです。小学校から進学塾に通うと、自然と勉強をするという生活習慣が組み込まれるため、将来的に大きな武器となるのです。
中学校や高校になって勉強の大切さを理解し始めてきても、部活や人間関係などで忙しくなってしまい、精神的にも肉体的にもなかなか勉強に打ち込めないということも多々あります。そのため、まだ時間のある小学校のうちから進学塾に通い、勉強をするということをまるで歯磨きや洗顔のように1日のルーティンに組み込んでしまうことが出来るのです。
中学や高校になってから勉強の習慣づけをするというのは極めて難しいため、幼いころから習得しておくと大幅なアドバンテージとなります。
基礎学力を高められる
また、進学塾では学校よりも高度な学習をするため、基礎学力を高めることにも役立ちます。
横並びで進んでいく学校とは違い、進学塾は受験に向けての勉強をしています。そのため、小学校レベルの勉強は軽くクリアしていくという心持ちであることが多いのです。このようなことから小学校から進学塾へ通う必要性があると言われています。
中学生向け進学塾のメリット
中学生になると勉強のレベルが数段階も上になるため、学校の授業に遅れを取らないために進学塾を利用する場合もあります。
学校の授業に遅れない
中学生にとって塾とは学校の授業に付いていくためにも必要となります。小学生までの授業は、授業の時間だけでも理解出来るというものが大半でしたが、中学になって教科が増えることによって、キャパシティを超えてしまう生徒も少なくありません。
また、授業というのはすべて地続きになっているため、一度つまずいてしまうと、そのままドロップアウトしてしまう可能性があります。進学塾に通っていれば基礎学力はもちろん、授業の予習までやってくれるため、授業での理解度がより深くなることが期待できます。
高校受験の内申点対策
「高校受験のために進学塾を使う」というのも確かに悪くない使い方です。しかし、高校受験は受験本番以外にも「内申点」が重視される傾向にあります。そのため、付け焼き刃の知識では志望校に合格出来ない可能性もあるのです。
内申点を高く稼ぐポイントは、良い成績を常にキープする必要があります。そのため、進学塾へ1年生の段階から入塾させるという選択をする親御さんもいるのです。
自分の志望校選び
また、志望校に関しての情報が進学塾は豊富に揃っているということも魅力的です。塾は沢山の生徒を抱えているため、膨大なデータを蓄積しています。
生徒ごとに合格しやすいような授業のカリキュラムやアドバイスをすることも出来ますし、受験本番で出やすい問題づくりなども可能となっています。そのため、進学塾に通っていない生徒と大きな差を付けることが出来るのです。
高校生向け進学塾のメリット
高校生は最も大切な大学受験を目前に控えているため、そのために必要な勉強を効率良く行う必要があります。受験のプロである進学塾の手にかかれば、3年の夏からでも十分巻き返しが可能だという声もあるほどです。
効率的に勉強を進める
高校生は大学受験目前のため、厳しい追い込みが必要となります。強い精神力はもちろんのこと、高い戦略性も求められるのです。闇雲に勉強をするだけでは体力や気力を無駄に消耗してしまい、結果にも繋がらないという最悪の結末を迎えてしまう可能性もあります。
そのため、進学塾を利用して効率的に大学受験を突破するという選択肢を取る必要があるのです。
大学入試のために受けることが必要なセンター試験は科目数が多く、難易度が高いです。また、その範囲もとてつもなく広いため、その対策をするだけでかなりの時間が必要となります。さらに、センター試験を突破しても今度は本番の大学入試が控えているため、大学受験はどの時期にどのような勉強をするのかが求められるのです。
最適な受験プランを作る
進学塾は大学受験のエキスパートと言っても過言ではない存在です。そのため、一人ひとりに最適な受験プランを立てて大学合格へと導きます。
通い始める時期にも寄りますが、その生徒が合格するためにはどのくらいの時間が必要なのかを今までのノウハウから導き出してくれるため、高校の部活が終わった後からでも難関大学を突破するということも可能になるのです。