子どもの学力が、その後の職業選択に大きく影響するというのは広く知られていますが、その影響は今後顕著になると言われています。なぜかと言うと、少子化に伴って子ども1人あたりにかける教育費が年々増加しているからです。
そのため、学力格差が生まれ、一流大学に進学しなければ大卒の意味が無くなるとも言われているのです。(個人的には、そこまで神経質になりすぎる必要はないかと思いまが…。)
昨今の流れを見て、中学受験を考えている方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、中学受験に関する役立つ情報を紹介します。
中学受験の志望校選び
まずは志望校選びについてです。中学受験をするための志望校選びは校風や教育文化、さらには通学時間を考慮する必要があります。
校風や教育文化
私学は文科省の指導要綱に従わなくても良いので、独自の校風や教育文化を持っているところが多いです。そのため、学校独自の雰囲気があると言われています。
厳格かつ規律正しいところもあれば自由な校風の学校もあり、どのように育てたいのか、そしてどのような子どもの性格なのかを見定めて検討するようにしましょう。
通学時間
また、通学時間も重要なポイントです。いくら素晴らしい学校だからといって、通学に何時間もかかってしまっては、精神的にも肉体的にも負担になってしまいます。
大まかな基準として、1時間前後を目安として考えた方が良いでしょう。もしも通学時間がかかってしまう学校にどうしても入りたいという場合には、学校の近くに引っ越すということも検討した方が良いかもしれません。
難関大学への輩出率
そして、気になるのは難関大学合格者輩出率だと思います。ただ、学校によって得意不得意がある上に付属校の場合には内部進学があるので、比較が難しいというのも確かです。
そのため、入学時の偏差値よりも卒業時の偏差値が高いということを見てみると、どのくらい学力が伸びるのかという具体的な基準になります。どのくらい偏差値を上げる実績を持っているのか?ということも見ておきましょう。
中学受験対策について
中学受験に必要なことは、もちろん勉強です。しかし、学校の勉強だけでなくその他の習い事もしていれば、時間に制限が出来てしまうため大きくロスが生じてしまうかと不安に思う人もいるかもしれません。
そのため、一度自分の子どものスケジュールを精査し、どのくらい勉強に充てられるのかを確認しておくと良いでしょう。このとき、学校の宿題をやっておく時間と受験用の勉強時間は別に取っておきましょう。
中学受験をした子どもの勉強時間の平均を見ると、
- 4~5年生・・・1時間
- 6年生・・・2時間
と一見そこまで多くは見えませんが、夏休み以降に差し掛かると6時間以上勉強時間を取っていることが多いです。
しかし、この時期は成長期でもあり、きちんと睡眠を取るということも念頭に置いておかなければいけません。そのため効率の良い勉強方法を選定する必要があります。
家庭教師ならば生徒の特性に合わせた授業を行うので、効率的に学力向上を望めますし、家で勉強するので移動時間が取られません。
マンツーマン指導であるので、生徒の特性を生かしてカリキュラムを組んでいくことが可能です。また、学習塾のように出来ていない単元をそのまま放置しておくということがないため、次のステップに進んでもつまずく可能性が少ないです。
さらに、自宅で勉強が出来るため時間のロスが大幅に減ります。家庭教師の勉強が終われば、ご飯を食べて寝るというリズムを作れるため、小学生のお子さんに向いているのです。
中学受験に必要な費用
私立中学の受験に関しては、やはり費用問題が付きまといます。平均的に、中高6年間で約600万円ほど費用がかかると言われています。
<内訳>
- 私立中学校:平均初年度納付金は約95万円で、授業料が47万円
- 高等学校:初年度納付金の平均が約91万円で、授業料が46万円
これだけの費用ならば約400万円ですが、修学旅行積立金、交通費などを含めて考えれば600万円ほどかかると思っておくのが妥当でしょう。
さて、平均の話をしていましたが、学校間での差はどのようなものになっているのでしょうか。例を挙げてみると…
- 玉川学園中学部(IBクラス)では約187万円
- 八王子実践中学校では約55万円
となっており、その差はなんと約130万円。これほどの差があるのは少し極端ですが、中高一貫の私立となれば大きく金額に開きが見えるというのも珍しくありません。
そのため、費用の件も家族全員で会議しておきましょう。
中学受験に向けて
今回はざっと、中学受験を考えるときに必要なことについて紹介しました。
勉強をすれば良い人生を送れるのかどうかは分かりません。しかし、安定して高収入を得る仕事に就くことによって、幸福な人生を送ることが出来る可能性が高まるのは確かです。
中学受験・家庭教師についての利用を考えている人はぜひ参考にしてくださいね。