多くの子供にとって、高校受験は初めての大きな試験です。
だからこそ、高校受験を成功させるためには保護者の協力が必要不可欠です。
高校受験についてしっかりと理解したうえで、一緒に対策を考える必要があるといえるでしょう。
ここでは、私立高校と公立高校の違い、高校受験の種類、高校受験の対策方法などについてまとめました。
また高校受験に向けての保護者の心得についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
私立高校と公立高校の違いとは
高校受験に向けて対策を練るためには、まずは受験する高校を決めなければいけません。
ここでは、私立高校と公立高校それぞれの特徴についてみていきましょう。
私立高校の特徴
私立高校の特徴としては、それぞれの高校で異なる理念や教育方針があるということが挙げられます。
例としては、国際交流プログラムを用意している高校、日本文化を学ぶことに重点を置いている高校、補習授業を多く設けている高校などがあり、家庭の教育方針や本人の好みに合った高校を選ぶことができます。
また私立高校の授業料は高いものの、特待生制度が設けられている場合もあります。
学業やスポーツなどで優秀な成績を収めれば、授業料が一部、または全額免除されることがあるため、思いのほか安く済む場合もあるといえるでしょう。
公立高校の特徴
公立高校では、学習指導要領に沿った平均的な指導が行われます。
万人向けの教育が行われるため、安心だといえるでしょう。
また公立高校には様々なバックグラウンドの子供が集まるため、多くの個性に触れることができます。
コミュニケーション能力を高めるにはもってこいだといえるでしょう。
そして、公立高校は学費が安いのが大きなメリットだといえます。
学費が安ければ保護者の負担が少なくなるのはもちろんのこと、子供に我慢させることも少なくなります。
また、塾や家庭教師を検討する余裕もできるのではないでしょうか。
推薦入試と一般入試
高校受験の種類は、大きく推薦入試と一般入試の2つに大別されます。
推薦入試は、通っている中学校からの推薦をもらった生徒のみが受けることができます。
推薦入試を狙うのであれば、まずは高い内申点を取ること、部活動で優秀な成績を納めること、検定を取得すること、生徒会活動に参加することなどが重要だといえます。
なお推薦入試では、推薦書の内容や面接、小論文などで合否が決定します。
一般入試は入試の点数で合否が決まることがほとんどで、多くの生徒は一般入試を受けます。
公立高校と私立高校では入試科目が異なり、公立高校では英語・数学・国語・理科・社会の5教科、私立高校では英語・数学・国語の3教科のことが多いといえます。
なお、公立高校でも地域によっては選択問題が用意されているため、公立高校すべてで同じ問題が出題されるわけではありません。
推薦入試の対策方法
推薦入試を受けることが決まったら、面接と小論文対策を徹底的に行う必要があります。
面接対策としては、予想される質問に対しての答えをしっかりと用意しておきましょう。
事前準備をしたうえで、先生に面接練習をお願いしてください。
また、小論文対策では過去問を参考にし、何度も書くことが大切です。
このとき、必ず先生に添削してもらうようにしてください。
また、新聞を読んで時事ニュースを把握することも大切ですよ。
一般入試の対策方法
一般入試対策では、多くの生徒が塾に通います。
塾のメリットとしては、志望校に関する情報が手に入ること、同じ目標を目指す仲間と競い合えることなどが挙げられます。
しかし、塾の授業についていけないこともあるかもしれません。
特に苦手分野の克服には、塾は向かないといえるでしょう。
その場合は、家庭教師がおすすめです。
家庭教師は1対1でじっくりと指導をしてくれるため、苦手分野もしっかりと克服することができますよ。
高校受験を成功させるための保護者の心得
高校受験で第一志望校に合格するためには本人の努力が欠かせないことはもちろんですが、保護者のサポートも重要です。
まず、高校受験で一番ストレスやプレッシャーを感じているのは本人です。
勉強していないのを見るとつい口出ししたくなってしまいますが、ぐっとこらえて温かく見守るようにしましょう。
また、落ち着いて受験について話す機会を設けることも大切です。
本人の気持ちが高校受験に向かったタイミングを見計らって、志望校などについてしっかりと話し合いましょう。
なお、話し合いのときには本人の話に耳を傾けることを第一に考えてください。
合格をつかみ取るためには効率的に対策することが大切
高校受験は、大なり小なり子供の将来に影響します。
だからこそ、親子で協力して受験に向かっていくことが大切だといえるでしょう。
そして、効率的に対策したいのであれば家庭教師を付けるのがおすすめです。
子供に合った家庭教師が見つかれば、それは合格への第一歩だといえるでしょう。
高校受験を成功させるためにも、ぜひ家庭教師を検討してください。