多くの人は、苦手科目の勉強をしなければと思いつつもなかなか克服できずにいます。
しかし、苦手科目の対策を怠るとさらに苦手になり、挽回が難しくなってしまいます。
だからこそ、できるだけ早く対策を始めることが大切だといえるでしょう。
ここでは、苦手科目ができる理由や苦手科目を克服するための勉強方法についてまとめました。
ぜひ参考にして、苦手科目を克服するきっかけにしてください。
苦手科目の克服は志望校合格への近道
苦手科目を克服することは、簡単ではないように思えるかもしれません。
しかし、成績を向上させて志望校合格を実現したいのであれば、苦手科目への対策は必須だといえます。
まず、苦手科目があると成績が安定しません。
理解がほぼできていない分野の問題が出題されると点数が大幅に下がり、志望校合格は運任せになってしまう可能性が高いといえるでしょう。
しかし、苦手科目を克服できれば成績の波がなくなり、自信をもって受験に臨むことができます。
そして、苦手科目を克服することで総合成績がぐっと上がります。
得意科目を伸ばすのは非常に難しく、90%から100%に上げるためには相当な勉強量が求められるといえるでしょう。
その一方で、30%から40%に上げることは決して難しくありません。
苦手科目の勉強はなかなかやる気にならないかもしれませんが、苦手であればあるほど伸びしろはあるといえるでしょう。
苦手科目ができる理由
では、そもそもどうして苦手科目ができてしまうのでしょうか。
ここでは、苦手科目ができる主な理由をみていきましょう。
分からない分野を放置したから
特に数学や理科などの積み重ねの科目においては、一度分からない分野ができるとその後に習う分野も理解できなくなってしまいます。
分からない分野をそのまま放置することで苦手科目ができてしまう人は多いといえるでしょう。
テストで悪い点数を取ったから
テストで悪い点数を取ってしまうと、「この科目は苦手だ」と思い込んでしまいます。
そして、一度苦手意識ができると勉強に対するモチベーションが下がってしまうといえるでしょう。
また、いきなり難しい参考書や問題集に手を付けることで苦手意識ができるという人もいます。
勉強法が間違っているから
その科目の適切な勉強法を知らないという可能性もあります。
例えば数学や理科などの科目は、根本を理解しなければ応用問題には対処できません。
それにもかかわらず丸暗記で対処しようとしている場合は、成績は伸びにくいといえるでしょう。
苦手科目を克服する方法
苦手科目を克服するためには、工夫して勉強する必要があります。
ここでは、苦手科目を克服する効果的な方法についてまとめました。
勉強に集中しやすい環境を作る
まずは、勉強しやすい環境を整えることから始めましょう。
散らかった部屋では、なかなか勉強に集中することができません。
部屋を片付け、ゲームやスマホなどは目の届かない場所にしまうようにしてください。
「1日5分」を継続する
苦手科目の克服には時間がかかることが多いため、つい「1日3時間勉強する」などの予定を立ててしまいがちです。
しかし、これは精神的なハードルが上がってしまうため逆効果。
まずは、1日5分だけ教科書を開く習慣をつけましょう。
これを毎日続ければ、少しずつやる気が出てくるはずです。
小さな目標を立てる
偏差値を10上げるなど、いきなり大きな目標を立てることはおすすめしません。
なぜなら、目標を達成できなかったときにモチベーションが大きく下がってしまうためです。
小さな目標から始め、少しずつゴールを上げていくといいでしょう。
苦手分野を明確にする
苦手科目があるといっても、その科目のすべての分野が苦手という人は多くはありません。
苦手科目の中に、特に苦手な分野があるはずです。
自分の苦手な分野を明確にしたうえで、集中的に対策するようにしてください。
友達と一緒に勉強する
苦手科目の勉強をしていると、分からない問題にぶつかることが多々あります。
その時点でやる気を失って勉強をやめてしまった経験があるという人は多いのではないでしょうか。
それを防ぐためには、友達と一緒に勉強するといいでしょう。
お互いに苦手科目を教え合うのもいいかもしれません。
家庭教師を付ける
苦手科目を克服する際に一番問題となるのは、何が分かっていないのか自分でも分からない場合です。
自分でつまずいている箇所を見つけられないときは、プロを頼るといいでしょう。
経験豊富な家庭教師であれば、分かっていない箇所を見つけて対策方法を教えてくれるはずですよ。
苦手科目を克服すれば勉強が楽しくなる!
得意科目の勉強は楽しいけれど苦手科目の勉強は億劫だという人は多いのではないでしょうか。
しかし、苦手科目を克服できれば勉強したくないと感じることも少なくなるはずです。
また、大幅な成績アップも見込めるといえるでしょう。
ぜひ今日から、少しずつでも苦手科目の勉強に取り組んでみてはいかがでしょうか。