多くの中学校では、受験の際に親子面接が行われます。
親子面接では、子供と親の両方がしっかりと質問に答えなければいけません。
そこで、ここでは中学受験の面接で子供がよくされる質問と親がよくされる質問についてまとめました。
また中学受験の面接対策方法についてもまとめたので、ぜひ参考にしてください。
中学受験で子供がよくされる質問
まずは、中学受験で子供がよくされる質問と回答のポイントを見ていきましょう。
本校の志望理由は何ですか?
ほとんどの中学校の面接で聞かれるのが、志望理由です。
この質問への回答のポイントは、他の中学校では当てはまらない理由を挙げるということです。
できるだけ具体的な志望理由を用意しておくといいでしょう。
今日はどうやって本校まで来ましたか?
子供が通学ルートを把握しているかどうかを確認するための質問です。
受験当日は車で向かう場合もあるかもしれませんが、この質問をされた場合には実際に通学する場合の経路についても併せて答えるようにしてください。
小学校生活の中で印象に残っていることは何ですか?
運動会のことや遠足のことなど、思い出に残っていることについて素直に話すといいでしょう。
ただし、ネガティブな内容を話すのはNG。
できるだけポジティブにまとめることで、面接官によい印象を与えることができます。
尊敬している人は誰ですか?
尊敬している人は、歴史上の人物や有名人などのあったことのない人を挙げるよりも、両親など身近な人を挙げるといいでしょう。
具体的なエピソードを話したほうが説得力があり、面接官も納得しやすいといえます。
最近気になったニュースは何ですか?最近読んだ本は何ですか?
この質問では、受験勉強以外でも興味を持って学ぶ姿勢があるかどうかを見ています。
中学受験の前はつい勉強ばかりをさせたくなってしまいますが、ニュースを見たり本を読んだりする時間は作ってあげたほうがいいといえるでしょう。
本校に入学した後にやりたいことは何ですか?
入学後にやりたいことを聞かれた場合には、受験する中学校の教育方針に合った回答を心がけるといいでしょう。
例えば文武両道を教育方針としている中学校であれば、勉学と部活動の両方を頑張りたいと答えるといいかもしれません。
中学受験で親がよくされる質問
中学受験の面接では、子供だけではなく親も質問に答えなければいけません。
ここでは、中学受験で親がよくされる質問についてご紹介します。
中学受験をさせようと思った理由は何ですか?
親子、あるいは夫婦間で中学受験に対する意識のズレがないかどうかを確認しています。
このとき、子供と親で話すことに食い違いがあるとマイナス評価につながります。
事前に家族で話し合っておくべきことだといえるでしょう。
本校を受験することを決めたのは誰ですか?
きちんと子供の意見が尊重されているかどうかを確認しています。
中学受験を提案したのは親でも問題ありませんが、きちんと親子間でコミュニケーションが取れていることをアピールする必要があるといえるでしょう。
親子でどのような会話をしますか?
無理に背伸びして答える必要はなく、ありのままを答えるといいでしょう。
普段から親子間での会話があれば、それほど困る質問ではないはずです。
この質問によって、子供の興味のある分野をアピールすることもできるといえるでしょう。
家庭での教育方針は?
中学校によっては、提出書類の内容を元に教育方針について質問をします。
そのため、提出書類は必ずコピーを取っておきましょう。
面接前には、書類に記載した内容について必ず確認し、同じ方向性で話すようにしてください。
お子様の長所と短所は何ですか?
子供を客観的に見たうえで、長所と短所をそれぞれ答えましょう。
なお短所を答えるときには、その短所をどのように克服しようとしているかなども併せて答えられるとベストです。
中学受験の面接対策方法
ここでは、中学受験の面接対策の方法をご紹介します。
よく聞かれる質問への対策をする
中学受験の面接で聞かれる質問は、ある程度決まっています。
よく聞かれる質問への対策は、しっかりと行っておきましょう。
このとき、親子で回答がちぐはぐにならないようにすることも大切です。
本番と近い環境で対策をする
何度も練習したにもかかわらず本番に緊張で失敗してしまう子供は少なくありません。
それを避けるためには、本番と近い環境で練習をする必要があります。
学習塾の講師や家庭教師などに協力してもらい、緊張感のある環境で練習を行いましょう。
しっかりと面接対策をして万全の状態で中学受験に挑もう
どれだけ筆記試験の成績がよくても、面接で失敗すると中学受験の合格を勝ち取ることはできません。
そして、確実に面接を成功させるためには何度も何度も練習することが一番の対策となります。
親子で協力して、本番までに徹底的に面接練習を行ってくださいね。