家庭教師をつけることで成績がぐんぐん上がる生徒もいれば、相変わらず伸び悩んでしまう生徒もいます。
その理由は一体何なのでしょうか。
ここでは、家庭教師をつけているにもかかわらず成績が上がらない理由についてまとめました。
また成績を伸ばすための対処法についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
家庭教師をつけても成績が上がらない原因とは
家庭教師をつけても成績が上がらない原因は、いくつか考えられます。
ここでは、主な理由についてみていきましょう。
子供のモチベーションが低い
どれだけ優秀な家庭教師をつけても、お子様の気持ちが勉強に向いていない場合には成績向上は望めません。
また、家庭教師の指導を受けることに本人が納得していない場合もあるといえるでしょう。
この場合は、家庭教師を変えたり塾に通ったりしても結果は同じです。
まずは、お子様の気持ちとしっかり向き合う必要があるといえるでしょう。
授業を受けるだけで満足している
授業を受けているだけで勉強した気分になってしまう子供は少なくありません。
しかし、授業中に内容をしっかりと消化できる子供はごく一部。
しっかりとものにするためには、予習や復習が欠かせません。
授業を受けるだけで自学自習をおろそかにしていると、成績は伸び悩んでしまいます。
家庭教師からの宿題をしていない
子供は、成績を伸ばしたくても何から始めればいいか分からないことが多くあります。
そのため、ほとんどの家庭教師は生徒に宿題を出します。
しかし、お子様がしっかりと宿題をこなさない場合には家庭教師の予定通りに授業を進めることができません。
授業内容の理解度も浅くなるため、どんどん後れをとっていくことになります。
家庭教師の指導力不足
子供ではなく家庭教師側に問題があり成績が上がらない場合もあります。
例えば、経験の少ない家庭教師であれば指導力不足が原因かもしれません。
良い大学を出ているとつい安心して任せてしまいがちですが、本人の学力の高さと指導力の高さは比例しません。
家庭教師の授業についてどのように感じているか、子どもに率直に聞いてみるといいでしょう。
家庭教師と子供の相性が悪い
家庭教師とお子様の性格が合わないという場合もあります。
本来であれば、家庭教師はお子様にとって信頼して相談できる存在であるべきです。
しかし、相性が悪いと本音で話をすることは難しいといえます。
質問などもしにくくなるため、結果として成績も上がりにくくなってしまいます。
子供の成績を伸ばすための対処法
家庭教師をつけたからといって、すぐに成績が上がるわけではありません。
しかし、3か月以上たっても成績に変化が見られない場合には対処を考える必要があるといえるでしょう。
ここでは、お子様の成績を伸ばすための対処法についてご紹介します。
子供と勉強する目的や将来の目標について話し合う
成績を伸ばすうえで最も大切なものは、本人の勉強に対するモチベーションだといえます。
やる気がない場合には、どれだけ家庭教師が分かりやすい授業をしても意味がありません。
今一度、お子様と勉強する目的や将来の目標について話し合う機会を設けるといいかもしれません。
子どもの自学自習のサポートをする
「勉強しなければいけない」と分かっていても自学自習できない子供は少なくありません。
その場合は、親がしっかりとサポートしてあげる必要があります。
一緒にスケジュールを立てる、定期的に声掛けをするなどの形で協力するといいでしょう。
家庭教師と子どもの成績について話し合う
子供の成績を伸ばすためには、親と家庭教師の連携が大切です。
模試などの結果を見ながら、家庭教師と話し合う機会を設けましょう。
その際に、指導方針などについても再度確認するといいかもしれません。
家庭教師を変更する
家庭教師の指導力不足や相性の悪さなどが問題の場合には、家庭教師の変更が一番の解決方法だといえます。
家庭教師センターを利用している場合には、他の家庭教師を準備できるか問い合わせてみましょう。
また、個人契約の場合には本人に直接話をしてください。
成績が上がらない場合は原因を明らかにすることが重要
家庭教師はマンツーマンで生徒1人1人に合わせた指導をしてくれるため、塾や独学に比べて成績が上がりやすいといえます。
しかし、家庭教師をつければそれだけで自然と学力が伸びるわけではありません。
お子様本人のモチベーションが低い場合や自学自習の習慣ができていない場合には、成績が伸び悩む場合は多いといえるでしょう。
成績を順調に伸ばすためには、家庭教師と相談しつつ対策を練っていく必要があります。
また、家庭教師の実力不足やお子様との相性の悪さなどが原因で成績が伸び悩む場合もあります。
その場合は、早めに家庭教師を変更する必要があるといえるでしょう。
たったの数週間、数か月でも、受験の結果を左右する可能性はあります。
家庭教師を変えたほうがいいかもしれないと思ったら、子供の意見も聞いたうえで早めに対処するようにしてください。