塾に通っているにもかかわらずなかなか成績が上がらないと、心配になってしまいますよね。しっかりと学力をつけるために、塾と家庭教師の併用を考えている方もいるかもしれません。
そこで、ここでは家庭教師と塾を併用するメリットとデメリットについてまとめました。塾だけでは不安だという方は、ぜひ参考にしてください。
家庭教師と塾を併用するメリット
家庭教師と塾を併用することには多くのメリットがあり、実際に成績を上げることに成功した生徒はたくさんいます。ここでは、家庭教師と塾を併用するメリットを1つ1つみていきましょう。
気軽に質問できる
塾に通っていても学力が上がらない理由の1つとして、質問をしにくいということが挙げられます。とくに生徒の数が多い場合には質問することが難しく、大人しく引っ込み思案な性格の生徒であればなおさらだといえるでしょう。しかし、当然ながら分からない部分を放置していては成績は伸びません。
その点、家庭教師であればマンツーマンで授業を行うため気軽に質問することができます。疑問点をしっかりと解消できるため、順調に勉強を進めていくことができるといえるでしょう。
塾の宿題をしっかりこなせる
たくさんの宿題を出す塾は多くありますが、自力ですべてをこなすことができないという生徒は少なくありません。とくに課外活動で忙しい場合や苦手分野の場合には、宿題が終わらないまま次の授業を受けるということになりがちです。とはいえ、親が宿題をみようとすると大きな負担になってしまうといえるでしょう。
しかし、家庭教師のサポートがあれば宿題も計画的に進めることができるため、確実に力を付けることができます。塾の効果を最大限に得るためにも、家庭教師のサポートは非常に役に立つといえるのではないでしょうか。
子供の個性に合わせた指導ができる
塾の最大の欠点は、大人数に対して授業を行うため1人1人に合わせた指導ができないということです。どれだけ有名で評判の良い塾でも、一部の生徒は学力を伸ばすことができません。これは、その塾での指導方法がその生徒に合っていないからだといえるでしょう。
それに対し、家庭教師であればその生徒の個性に合わせて指導を行うことができます。それぞれの分野における理解度に合わせて授業を進められるのはもちろんのこと、生徒の性格に合わせた指導も可能です。相性の良い家庭教師が見つかれば、成績の大幅な向上も期待できるといえるのではないでしょうか。
モチベーションを維持できる
塾ではたくさんの生徒がいるため、「負けたくない」という気持ちからモチベーションを維持することができます。勉強に励んでいる他の生徒からもらう刺激は、生徒にとって大きな力になるといえるでしょう。また、家庭教師はそれぞれの生徒に合わせた声掛けをしてくれます。塾の講師も生徒のモチベーションを上げるための声掛けは行いますが、生徒のことをよく知っている家庭教師の声掛けは生徒にとってより意味があるものだといえるでしょう。
成績を向上させるためには、継続的な努力が欠かせません。家庭教師と塾を併用すれば、モチベーションを維持することが可能だといえるのではないでしょうか。
家庭教師と塾を併用するデメリット
本気で成績を上げたいのであれば家庭教師と塾の併用は効果的な方法の1つですが、デメリットがないわけではありません。ここでは、家庭教師と塾を併用するデメリットについてご紹介します。
経済的負担が大きい
塾と家庭教師を併用すると、どうしても親の経済的負担が大きくなります。どれだけ塾と家庭教師の併用が効果的でも、家計を圧迫するようでは続けられませんよね。その場合は、苦手分野の克服にのみ家庭教師を利用するなどの工夫をするといいかもしれません。
塾での集中力が途切れやすくなる
生徒の性格によっては、家庭教師を付けることによって塾での集中力が途切れやすくなってしまいます。なぜなら、今一つ理解できない場合でも「後から家庭教師に質問すればいい」と考えてしまうためです。そのような性格の生徒の場合は、家庭教師と塾の併用はあまり向いていないといえるのではないでしょうか。
自立的な学習姿勢が身に付きにくい
塾と家庭教師を併用すれば、塾の宿題も家庭教師がしっかりと見てくれます。しかし、常に家庭教師の指導に頼っていると自立的な学習姿勢が身に付きません。とくに受験を目指す場合には、家庭学習は必須だといえます。塾と家庭教師を利用しつつも、自分で考えて学習を進められるように教育する必要があるといえるでしょう。
メリット・デメリットを考慮したうえで併用の検討を
ここでご紹介したように、家庭教師と塾の併用にはメリットとデメリットの両方があります。家庭教師と塾の両方を利用することで成績を上げられる生徒はいますが、家庭教師のみの方があっている生徒もいるといえるでしょう。
最も効果的な勉強方法は、やはり生徒によって異なります。ぜひメリットとデメリットの両方を把握したうえで、家庭教師と塾を併用するべきかを検討してみてはいかがでしょうか。