大学受験の基礎知識と対策方法

大学受験は、子供の人生を大きく左右する一大イベントです。

だからこそ、親としては万全のサポートをしてあげたいですよね。

ここでは大学受験の基礎知識や対策方法についてまとめたので、ぜひ参考にしてください。

国公立大学と私立大学の違いとは

国公立大学と私立大学では、まず受験科目数が異なります。

国公立大学を受験する場合には、5教科7科目の対策をしなければいけません。

しかし、私立大学の場合には少ない科目数で受験できることが多いといえます。

そして、国公立大学と私立大学では学費が大きく異なります。

国公立大学の4年間の学費は平均で250万円ほどですが、私立大学は文系学部で約320万円、理系学部で約450万円かかります。

なお、難易度については国公立大学のほうが高いイメージがありますが、一概にはいえません。

国公立大学より難しい私立大学は多くあり、また比較的入りやすい国公立大学も少なくないといえるでしょう。

 

一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜

大学受験の種類は、大きく「一般選抜(一般入試)」、「学校推薦型選抜(推薦入試)」、「総合型選抜(AO入試)」の3つに分けられます。

一般選抜では、入試の点数で合否が決定します。

公立大学の場合には大学入学共通テストと二次試験の2回の試験があり、二次試験は前期日程と後期日程があるのが一般的です。

そして、私立大学では各大学で実施される試験のみで合否を決める場合と、大学入学共通テストとの合計点数で合否を決める場合があります。

学校推薦型選抜は、大学の出願条件を満たしており、高校から推薦を受けた生徒のみが受けることができます。

合否は、推薦書の内容や面接、小論文などで決定します。

学校推薦型選抜は、条件を満たせば出願することができ、高校から推薦を受ける必要はありません。

大学が求める人材を集めるための受験方法で、国公立・私立問わず多くの大学が採用しています。

 

大学受験の対策方法

ここでは、大学受験の対策方法を一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜に分けてご紹介します。

一般選抜の対策方法

一般選抜で合格するためには、志望校の学力試験の難易度や傾向、配点などを把握したうえで対策を行う必要があります。

大きな塾や予備校に通えば、これらの情報は十分に手に入るといえるでしょう。

また、塾や予備校では周りの刺激を受けながら勉強に励むことができます。

子供の性格によっては、塾や予備校に通わせるのは非常に有効だといえるでしょう。

ただし、塾や予備校では1人の講師が多くの生徒をみるため、個人レベルで指導することはできません。

そのため、基礎ができていない場合や苦手分野を克服したい場合にはあまり向かないといえるでしょう。

そして、そのような場合におすすめしたいのが家庭教師です。

家庭教師であれば本人の学力や性格、ライフスタイルなどに合わせた指導ができるため、非常に効率的に学力を伸ばすことができます。

また精神面でのサポートもしてくれるので、とても心強いのではないでしょうか。

 

学校推薦型選抜の対策方法

学校推薦型選抜に合格するためには、推薦書の内容が重要です。

重視される項目としては、成績、出席日数、部活動、ボランティア活動など。

学校推薦型選抜での合格を狙うのであれば、1年生の頃からコツコツと努力を積み上げていく必要があるといえるでしょう。

そして、よい小論文を書くためには前提となる知識が必要です。

最低でも、過去1年の主なニュースについてはもれなくチェックしておくといいでしょう。

また、自分なりの意見をまとめておくのもおすすめです。

面接では様々な質問がされますが、最も大切なのは志望動機だといえます。

「なぜこの大学に入りたいのか」を、熱意を持って具体的に説明しましょう。

このとき、入学後のビジョンがはっきりしていると説得力を持たせることができます。

 

総合型選抜の対策方法

総合型選抜では、学校推薦型選抜と同様に様々な方面から審査されます。

定期試験でよい成績を取ることが大切なのはもちろんですが、課外活動などにも積極的に取り組みましょう。

そして、面接では大学側がどのような学生を求めているかを理解したうえで話すことが非常に大切です。

ホームページやパンフレットを読み込むのはもちろんのこと、オープンキャンパスや学園祭にも足を運び、大学について深く理解することを心がけてください。

 

子供が大学受験を受けるときの親の心得

大学受験で実際に試験を受けるのは子供ですが、合格のためには親の協力が欠かせません。

まず、子供の志望校や受験について情報収集を行いましょう。

親が受験についての知識を持っていれば、子供は安心して相談することができます。

そして、「勉強しなさい」などと直接働きかけるのは逆効果です。

勉強しなければいけないことは、受験を受ける子供本人が一番よく理解しています。

主導権を握ろうとするのではなく、温かく見守ってあげるようにしてください。

 

親子で協力して大学受験合格をつかみとろう

「受験戦争」という言葉もある通り、大学受験で合格を勝ち取るのは決して簡単なことではありません。

だからこそ、志望校に合格するためには親子で協力して徹底的な対策を行う必要があるといえます。

そして、入試で合格点を取るためや評定平均を上げるためには家庭教師がおすすめです。

受験戦争を勝ち抜くための、心強い味方になってくれるはずですよ。

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