「将来は先生か講師になりたい」と考えている人は多いのではないでしょうか。
人に教える仕事は、とてもやりがいがありますよね。
そして、教育業界において今注目されている職業がオンライン家庭教師です。
ひと昔前であれば、授業は学校や塾で受けるのが当たり前でした。
しかし、最近ではオンラインを利用して学習する人が増えており、オンライン家庭教師の需要は増えているといえます。
そこで、ここではオンライン家庭教師の市場規模や将来性についてまとめました。
将来はオンライン家庭教師になりたい、あるいはオンライン家庭教師としてアルバイトをしたいという人は、ぜひ参考にしてください。
オンライン家庭教師とは
オンライン家庭教師とは、パソコンやタブレット、スマホなどのデバイスを利用してオンラインで指導を行う家庭教師のことです。
オンライン家庭教師であれば好きな場所で指導を受けることができ、家に家庭教師を招くときのようにおもてなしをする必要もありません。
また多くの家庭教師の中から選ぶことができるのも大きな特徴で、相性の良い家庭教師を見つけられる可能性が高いといえるでしょう。
さらに、通常の家庭教師と比べて授業料が安い点も魅力だといえます。
このようにオンライン家庭教師には多くのメリットがあり、すでに多くの人がオンライン家庭教師を利用しています。
オンライン家庭教師の需要は高まっている
インターネットが普及してから、オンライン家庭教師の需要は高まり続けています。
これは日本だけではなく、世界的に同じ傾向があるといえるでしょう。
そして、この傾向にさらに拍車をかけたのが新型コロナウイルスです。
新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るったことで、多くの人は家で多くの時間を過ごすことを余儀なくされました。
その結果、家での時間を充実させるためにオンライン家庭教師を利用するようになったという人は多くいるといえるでしょう。
新型コロナウイルスは人々のライフスタイルを大きく変えたため、収束してからもオンライン家庭教師を含めたオンラインサービスに対する需要は続くと考えられます。
また、オンライン家庭教師の市場が拡大しているもう1つの理由として、共働きの家庭が増えたということが挙げられます。
近年では専業主婦の数が大幅に減り、親が子供の送り迎えや家庭教師のおもてなしをすることが難しくなりました。
このことも、オンライン家庭教師の需要が増えた一因だといえるでしょう。
このように考えると、オンライン家庭教師の需要が高まっていることは決して不思議ではないといえます。
これからも、市場は安定して拡大していくのではないでしょうか。
オンライン家庭教師の市場の成長予想
では、具体的にオンライン家庭教師の市場はどの程度大きくなると予想されているのでしょうか。
まず、オンライン家庭教師の市場規模は2019年時点で約48億1000万ドル、日本円で約5,300億円でした。
そして、もともと成長を続けていたオンライン家庭教師の市場は、新型コロナウイルスをきっかけにさらに急成長を遂げます。
アメリカの情報機関である「REPORTOCEAN」の発表では、オンライン家庭教師の市場は2020年~2027年の間に16.1%以上の成長が見込まれるとされています。
また、日本の株式会社矢野経済研究所は、日本における2019年度のeラーニングの市場規模は2,300億円だったと発表しています。
さらに2020年の市場規模は2,800億円と前年度比で22.4%成長しており、今後も市場の伸びは継続すると予想しています。
このように、オンライン家庭教師市場は日本でも世界でも伸び続けています。
今後はオンライン家庭教師がさらに注目される可能性が高く、非常に将来性の高い職業だといえるでしょう。
オンライン家庭教師は試験勉強・受験勉強だけではない
オンライン家庭教師というと、試験勉強や受験勉強を思い浮かべるという人がほとんどかもしれません。
しかし、オンライン家庭教師の種類は多岐にわたります。
例えば、最近では多くの人がオンライン家庭教師を利用して英会話を学んでいます。
オンライン家庭教師であれば、初心者でも周りの目を気にせずに英語を話すことができることでしょう。
さらに、音楽や体育、料理などをオンラインで教える人もいます。
オンライン家庭教師と一口でいってもさまざまな種類があり、多くの可能性を秘めている職業だといえるのではないでしょうか。
オンライン家庭教師の将来性は高い
オンライン家庭教師の需要は高まる一方で、市場はこれからもどんどん大きくなっていくと予想されています。
将来性としては申し分ないといえるでしょう。
また、オンライン家庭教師が教えるのは試験勉強や受験勉強だけではありません。
趣味などにおいてもオンライン家庭教師を利用する人が増えているため、可能性はさらに広がっていくといえるでしょう。
オンライン家庭教師の仕事に興味があるという人は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。